合法ドラッグ
オランダは最も先進的な法的規制を行っていると思う。ドラッグをソフトとハードに分類し、ソフトドラッグのうちマリファナなどはほぼ合法化してしまっている。この措置は犯罪組織などの資金源となりやすく、健康被害が深刻になるハードドラッグの拡大を防ぐ狙いだそうだが、一定の効果を得られているという。新興国や発展途上国がひたすら厳罰化することと比べると対照的な取り組みといえる。
世界的な基準に照らせば、酒やたばこ、コーヒーまでがドラッグに分類される。これは精神になんらかの高揚感をもたらす効果があるからだ。もちろん、違法ではないのでこれらこそ遵法ドラッグと呼ばれていい。ただし、たばこは近い将来違法になる可能性がある。
日本人の一般的な感覚では麻薬・ドラッグはただひたすらに悪。酒・たばこはストレス解消、コーヒーは目覚ましに必要不可欠ということになる。しかし、そんなに遠くない将来、あまりに単純なこの線引きに是正が迫られ、麻薬・ドラッグに対してより実際的な見方に変更されるかもしれない。
ドラッグ・麻薬はなぜいけないのか? なぜ、法的に禁止しなければいけないのか? 簡単に言えば、その依存性・毒性の高さが人体に害を与えるからであり、ひいては社会に悪影響を及ぼすからだ。
もし、健康を損なうことがないドラッグが合成されたならば、適正な用法が守られることを条件に、合法化されても問題はないはずだ。自殺者3万人超となった日本に、この合法ドラッグが福音をもたらすかもしれない。鬱を軽減し多幸感があり、他者との連帯感を高めるドラッグがあれば、仮にそれが錯覚・幻想であったとしても自殺をくい止めることができるだろう。
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